現役の保育士が伝える/保育士の離職理由とは?

こんにちは。yukiです。

 

厚生労働省によると現在32万人が保育士として働いています。

しかし、その中でなんらかの理由によって転職を考えている、転職を希望している人の割合は多く、平成27年度の離職率は平均で10%を超えています。

 

保育士の離職率がこんなにも高い理由はどこにあるのでしょうか。

 

保育士の離職理由として、多いものは

「給与面」「仕事量」「人間関係」となっています。

 

まず、「給与面」ですが、保育士の平均年収は約300万円前後と言われており、全職種の平均年収よりも、約100万円近く低い数字となっています。

 

近年は保育士の月給を約2%引き上げるという方針が決定されましたが、保育士からの意見としては「それでも賃金が業務量に見合わない」という声が多いのが実情のようです。  

 

次に、「仕事量」ですが、保育士の仕事=子どもとと関わる仕事というイメージが強い中で、

厚生労働省のアンケートの結果では、実際の保育士の仕事の1日の仕事の50%以上は、「会議、記録、報告」となっています。

 

実際に保育士の業務は、1日ごとの日案、1週間ごとの週案、1ヶ月ごとの月案、年間の年間案、

そしてその他にも、経過記録やおたより、連絡帳の記入など、さまざまな業務があります。

 

そして、「人間関係」ですが、保育士=女社会のイメージは強く、今でも男性保育士の割合は全体の4%ほどです。

 

その中で、先輩や同僚との付き合い方で女性社会特有の難しさを感じることも多くあります。

また、職場の人間関係だけでなく、保護者との関わりの難しさもあります。

そんな中で疲れを感じてしまう人も多いようです。 

 

このような理由以外でも、「結婚・出産後に仕事を続けにくい」「肉体労働の中で身体を壊してしまった」など

保育士を離職する理由はそれぞれです。